日本の受験英語は、リーディングが中心ですが、そのリーディングがままならないという人が多くいます。ただ、インターネットがインフラ化しているということは、世界中の情報のほとんどが英語によるものだということを考えると、英語を読む力がないと、ビジネス的にもとてももったいないことです。そこで実際にリーディング力を上げていくためには実際にどのように勉強をしていいのか、わからないという人のために、英語の長文がスラスラ読めるようになる勉強方法についてご提案させていただきます。

リーディング力を身に着けるためには、どのように早く正確に読むことが出来るようになるコツを身に着けるということと、読むということを楽しむこと、英語を読む際に頭の中で日本語に翻訳して理解するということではなく、直接英語で理解するということが必要になります。

とにかく英語を読む時間を増やすということが大事

これらのリーディング力を身に着けるという点では、口述しますが、テクニックはあります。ただ、そのテクニックを利用する場合でも、1日10分英語に接しているということと、1時間英語に接しているということを同じ集中力で接しているという状態であれば、間違いなく1時間英語に接しているほうが英語力が伸びます。英語の場合は、数学や国語の勉強ではなく語学を身に着けるということなので、努力さえすればするほど身につきますし、この場合は英語にどれだけ時間を費やしているかどうかということが大事なことになります。つまり、どれだけ頭がいいのかということよりも、どれだけ努力したかで英語力は違ってきます。ただ、それをもう少し効率的に身に着けるためにテクニックがありますので、それは後ほどご案内します。

英英辞典を使おう

例えば、英語で猫のことをCatですよね。
英語ではCat→Cat
となりますが、英語を勉強している日本人が陥りやすいのは
Cat→猫と翻訳してしまっているということです。でも、英語ではCatはCatで「猫」ではないのです。この頭の中で翻訳作業をしているので、英語を早く正確に読めないということの原因となっています。逆に考え見てましょう、私たち日本人は猫を見たら、Catといちいち訳さないですよね。猫は猫ですから。英語力というのは、英語で読み書きをして英語でコミュニケーションをするということですので、英語で何かを知りたい場合は、英英辞典を活用してみましょう。これは、英語を日本語で理解しようとしているから、英文を読むのが遅くなってしまっているので、英語を英語で理解するということを身に着けるためにも、英英辞典を使うことをお勧めします。

音読の勧め

読解力をマスターする上で初歩的なテクニックは音読です。小中高時代に国語や英語の授業をするときに、教科書の文章を読まされましたよね。あの音読というのは、頭で本を読むということと自分で声を出した音声が耳に入ってくるということもあり、今何を言っているのかということがわかる勉強法で、これは当然英語の読解力にも大きな役割を果たします。
つまり英語の音読は、英語を英語のまま、英語の語順で理解するが出来るという大きなメリットがあります。特に、英語の意味や内容を理解しながら音読することは、英語を前から理解することになるので、英語の語順の回路の基礎をマスターする上では大変重要なトレーニング方法です。この音読についても、効率的なやり方はなく、とにかく繰り返し行うことが大事です。ただし、音読で注意する必要があるのは、事前に単語と文法などの構造を十分理解しておくということです。これを怠ると、意味の分からない英語を読んでいるだけなので、これではいくら音読をしても、全く効果はありません。ここで大事なことは、語彙力を向上させるということも大事ですが、音で文法の知識を習得するということです。これを繰り返すことで文章力も身につくようになりますが、文法知識が不足していると、文の構造が理解できないので、効果も期待できません。